(2017/09/30 16:58:09)

苦しい。

延々と永遠が続いている。

能動的に人と関わるように務めてから、ふとした孤独を感じることが多い。どんなに頑張っても他人と自分には境界があって、そこから先にはお互い踏み出すことが出来ない。そもそも、誰もそんなこと望んでいないのかもしれない。

恋シュミの４択さえ正解出来ない人間に、無限の選択肢の中から正解を選べるわけがない。人と関わるのは難しい。好きも嫌いも、自分の感情のすべてを、コントロール下に置きたい。そうしたら人生は今よりもっと過ごしやすい。

昔、占い師に「あなたはどんなに頑張ってもすべての努力が実らずに無になります」と言われたことを思い出す。人生が掛け算だとしたら俺の数字は０らしい。どうしてそんなことを言うのか分からなかったけど、その通りだとも思う。

あからさまに信じてない素振りが気に障ったんだろうか。散々俺の人生が上手くいかない理由を説明された時間だった。

思い出してみても無だ。記憶の中の自分は無感情なことが多い。あの頃はそういう処世術が、今より上手に出来ていた期間だった。どうして出来なくなったのかはわからない。

何を獲得して何を喪失したのか。時の経過と共に無駄を排除していき、洗練されてく筈だから、この憂鬱は今の自分に必要なのかもしれない。

それとも単に下手になっただけなのか。律することを失えば、スライムのような心がボタボタとこぼれる。

心の残滓だけで、今後どうにか幸せにならければいけない。ギリギリだ。

俺が数字の０なんだとしたら、何も得ていない筈なのに、喪失感だけはずっとある。この喪失感さえ虚構なら、確かなものなんて何もないだろう。確かでありたい。

回遊考という造語を思いついた。思考を止めると死ぬ。実際は回遊魚の中で、止まると呼吸が出来ないのはごく一部らしいけど。

そんなに何を考えてるんだ。とめどなく取り留めのない思考がぐるぐると廻る。解脱したい。

蛇口を捻ると水が出る。そういう当たり前が当たり前じゃなくなってしまう感覚。爪弾き者なのか。ありもしない疎外感なのか。わからない。何処へ往けばいいのか。

今日が始まり、今日が終わり、また今日が始まる。明日というのはいつくるんだろう。生きてさえいれば、いつか良いことがあるらしい。良いことを待つには、人生はコスパが悪すぎる。あとどれだけの人生を払えばいいんだろう。詐欺に引っ掛かっているのか。

もうこれ以上は払えません。勘弁してください。本当に幸せになれるんですか？ それならあと少しだけなら、なんとか都合つけます。よろしくお願いします。